乗鞍へ行く際、普段はもっぱら日帰りライドで行くのですけど、「マウンテンサイクリングin乗鞍」の時は周辺に泊まったりもします。
ヒルクライムの大会にありがちなのですが、かなり事前に宿泊手配をしないと、どの周辺の宿も満室状態で予約出来ず、スタート地点よりだいぶ遠くの宿に泊まることになります。
でも、乗鞍には超穴場宿泊施設として「一の瀬キャンプ場」という場所が!
キャンプサイトは、施設も整っていて綺麗で、その上景色も最高。
乗鞍のお膝元にこんな素晴らしいキャンプ場があるなんて、さぞかし人気なのではと思うのですが、普通にキャンプしたい人からは致命的に不人気な理由があったりします。
最寄りの駐車場からキャンプサイトまで、歩道をやたらと歩かされるキャンプ場で、永遠に続く歩道を利用して、荷物を車からキャンプサイトまで運ばなければいけないのです・・・。
ネット上では、「日本一不便なキャンプ場」とか言われていたりもします。
せっかくキャンプ場に到着したのに、キャンプを始める前に荷物を運ぶ段階でヘトヘトになって途方に暮れている人たちを過去に何人目撃してきただろうか・・・。
それさえ乗り越えれば、日本でも屈託の超オススメキャンプ場なのですけどね。
ところが、その過酷な距離の歩道は、自転車で走ってもよくて、自転車ならキャンプサイトまでの移動もへっちゃら!
しかも、乗鞍の大会直前でも予約がガラガラで、他の人が宿探して困っているタイミングでも、一の瀬キャンプ場の常設テントを予約すれば宿問題解決です。
常設テントは、台風でも大丈夫なんじゃないかと思うくらいにしっかりとしたテントで、少しアウトドアを経験したことがある人なら問題ないレベル。自転車に必要なもの以外は手ぶらで行っても全て借りられる劣化版グランピングみたいな感じです。しかも常設テント一張り一泊3,000円くらいなので、何人かで借りれば激安!
自転車乗りにとっては「日本一便利なキャンプ場」なのです。
こんな嘘のような超穴場が、乗鞍観光センターから自転車でほぼ平坦5分くらいの場所にあるのに、なぜか乗鞍に参加する人たちには知れ渡っておらず、毎年数組の家族連れがBBQをしている程度。
お父さんが乗鞍に参加するついでに、家族でキャンプみたいな感じなのかも知れませんね。
ところが、なんと悲報が!
今年も乗鞍シーズン到来なので一の瀬キャンプ場をチェックしてみたところ、昨年のシーズン終わりで閉鎖されていました・・・。ショック過ぎてしばらく硬直状態に・・・。
Google MAP上からも道標を残すのみで「一の瀬キャンプ場」の表記が抹消されていました・・・。
あんなに穴場で最高な乗鞍秘密基地が無くなったなんて・・・。
そのうち仲間と一緒に乗鞍一泊ライドのベースキャンプとして利用して、みんなが好きな時に好きなだけ乗鞍に上ったり、夜は星空の下でBBQしたり、テントまで持参すれば各自一泊数たったの百円で夢のような乗鞍ライドが出来ちゃうという構想も、今となっては本当に夢のままで終わってしまいました・・・。
いやー、残念でしょうがない!